義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>
……そうだわ。ここを追い出されたら孤児院のお手伝いをするのはどうかしら?貴族のお屋敷でお子様の家庭教師の仕事もいいわね。ああ、でも私は学園で学んでいないし、社交界にも出ていないから家庭教師は無理かしら……女主人の仕事や領地運営のイロハならば教えられるんだけれど……。学園で教育されることはサッパリ分からないのよね……。
「どうして?お母様、寂しくなんてならないわよ!お母様も一緒に行くんですもの!」
え?
「私が一緒に?」
王都へ行くということ?
「そうよ!領地はセバスとカボリアに任せればいいわ。お兄様も手紙で的確に指示が出せるようになったし。お母様は私と一緒に行ってくれるでしょう?一人にしないで!」
きゅんと胸がなる。15歳と成長してもやっぱり子供は子供。一人が不安だというのなら、ついていってあげたい。
「……そう……ね。王都に一緒に行きましょうか」
リードルの顔も久しぶりに見たいですし。王都へ行けば、こっそり義弟妹や父の顔も見ることができるかもしれない。
「何を言っているのお母様、一緒に行くのは、王都じゃなくて、学園よ」
は?
学園……ああ、入学式に出てほしいということでしょうか。
「お母様、これを飲んで。魔女の薬。お父様が手に入れた秘薬」
エリエッタが、テーブルの上に載っていた木箱を私の前に差し出すと、蓋を開けた。
「どうして?お母様、寂しくなんてならないわよ!お母様も一緒に行くんですもの!」
え?
「私が一緒に?」
王都へ行くということ?
「そうよ!領地はセバスとカボリアに任せればいいわ。お兄様も手紙で的確に指示が出せるようになったし。お母様は私と一緒に行ってくれるでしょう?一人にしないで!」
きゅんと胸がなる。15歳と成長してもやっぱり子供は子供。一人が不安だというのなら、ついていってあげたい。
「……そう……ね。王都に一緒に行きましょうか」
リードルの顔も久しぶりに見たいですし。王都へ行けば、こっそり義弟妹や父の顔も見ることができるかもしれない。
「何を言っているのお母様、一緒に行くのは、王都じゃなくて、学園よ」
は?
学園……ああ、入学式に出てほしいということでしょうか。
「お母様、これを飲んで。魔女の薬。お父様が手に入れた秘薬」
エリエッタが、テーブルの上に載っていた木箱を私の前に差し出すと、蓋を開けた。