約束だからな



「来栖夏姫です。」


横から聞こえてくる声に反応しない訳にはいかなかった。


勢いよく横を見ると暗い茶髪に綺麗な二重の、俺が待ちに待った人がいた。


秋人も気づいたらしく一緒止まっていたが。


クラス表を渡したあと、秋人がなにか言いたそうにしたため俺が足を蹴って止めた。


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