Re:スタート
住宅街を抜けたところに公園がある。

小さな公園だけど、俺にとっては大きな思い出のある場所。

そんなことを思い出して、なにかを求めるように公園に入る。


佳奈と出逢った公園。

昔の思い出に吸い込まれるように、俺は佳奈と座ったベンチに腰掛ける。

背もたれに体重を預けて、空を仰ぐ。


今日は雲一つない青空だ。

太陽も眩しい。

風が気持ちいい。


最近は熟睡出来ていなかったからか、俺はうとうとしはじめた。
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