私の隣りに引っ越してきたのは実は先輩でした
第一章

お隣さんはとっても意地悪

私は半年前から親元を離れ、アパートで一人暮らしを始めた。

毎日、平凡に暮らし、自由気ままな一人暮らし生活を存分に満喫していた。

でも、何処か寂しく…

高校生である私は、普段は友達とワイワイお喋りしたり、恋話をしたり…と楽しい日々を過ごしている。

でも、休日になると友達は皆、彼氏とデート。

彼氏の居ない私は、いつも一人だ。

「恋話」といっても、いつも友達の彼氏の自慢話を聞いているだけだった…

「はぁ…私って何て寂しい女の子なんだろ…」

そう思っていた時―――


━━━━━ピンポーン


インターフォンが鳴った。

「誰だろ?」

宅急便かな?

けど、お母さんが仕送りしてくれるには、まだ早い気がするし…

そう思いながら玄関のドアを開けた。
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