キラキラに光るモノ

『モニター持った！


ライフル持った！


準備オッケー』


『僕も、シュリケン持ったよ』


さぁ、初めての仕事ゲット!!


ワクワクが止まらない……


有名になってみせる！

そして、…由愛に見つけてもらうんだ！


チーム名は、❜くれしぇん❜だけど

最後に【StY】という目印も入れた。


❜StY❜は、匠馬と、特別な由愛

という言葉が隠されている


けど、前世の記憶なんてそう覚えている

わけでもないよな……。きっと……



俺が由愛のことを思い出しているあいだ、


ガルは、先頭で場所案内をしてくれいる


『ﾊｧ』

疲れたよ………


『グラン、休んでいく？』


『大丈夫…だよ…』


何故に病弱な身体に産まれたのか……


由愛………。


由愛が今元気にしていたら、良いか…


今度は、病弱な身体に産まれてなければ

良いのだが………


『グラン?
顔色悪くないか？』

ハッ!!由愛のことしか考えてなかった…


俺、変なこと考えてよな?


『大丈夫……。

ごめん。考え事』


『年下に、謝るなよ
みっともない…』


ガルは、年下だったな。

確か、１２歳。

差なんてそんな無いじゃん……


差がない………


由愛と俺の間に差って、どれだけあった？


無かった……。

今回だって産まれる時期に差もなく、

産まれる場所に差は、なく……

だよ…。きっと…きっとね……