掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
昨夜寝ていないだろうに、無理をさせてしまった。

ベタベタする体を拭いてやり、服を着せ、ふと考える。

俺は隣に寝てもいいのだろうか。
環は後悔していないだろうか。
俺と寝たことを……。

だがそんな考えを阻むように、俺自身にも睡魔が襲ってきた。

ヤギボーで寝ることも出来たが、寂しがり屋の環を1人にはしたくなかった。

何より、俺が環の傍に居たかったのだ。

俺は環を抱きしめながら眠りについた。



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