掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
正直、淳之介に抱かれたことは、不思議なくらいに後悔していない。
私自身は、痛かったけど満たされたし。初めての相手が淳之介で良かったと思っている。

後悔があるとしたら、もう元には戻れないこと。

この事で淳之介に距離を置かれるのが嫌だった。

「……ねぇ、私たちこれからも……仲良しで居られる?」

「へ?」

「……淳くん、嫌になってない?」

「な、なんだよそれ。
嫌になんかなるわけないだろ!?
や……それより環こそ……」

「私?」

「……その、俺不慣れだったから……嫌になってないか?」

淳之介が顔を真っ赤にしている。

不慣れ……
それって……

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