掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
「……おかしくなっていいよ。
環、我慢しないで、もっと声出して…」

ゆるく突いていた淳之介が、徐々に速度を上げて最奥突いてくる。

「あっ、あっ……も、や…」

頭が真っ白になる。
もう次の波を感じたくて、快感を追いかけることしか考えられない…

「……ご、ごめん……ちょっと俺、も、」

さっきまで余裕だった淳之介の顔が、欲情で切羽詰まった辛そうな顔をして動きを止めた。

「クッ…」

「あ、んっ……やっ!
ね? 止めないで?……淳くん、一緒にいこ?」

波を逃して堪えようとしている淳之介を、腰を浮かせ最大限煽る。

「た、環っ……!」

「……どうして?
どうしていつも我慢しようとするの?
いつもそう…」

「……」

「ね、奥まで突いて?
我慢しないで? 淳くんと一緒にイキたいの」

「……」

淳之介は何も言わなかったけど、再び律動を繰り返し始めた。

汗ばむ淳之介の身体から、男らしい匂いがしてくる。

決して嫌じゃない、興奮するような、でも落ち着く匂いだ。

私を欲しいと思ってくれる、そんな匂い。
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