掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
「大きさ約2.1mm、心音も確認できたので、6週に入ったところかしら」
「は、はい…」
「では、着替えを済ませて隣の部屋へどうぞ」
ほ、本当にいた!
赤ちゃん、いた!
隣の診察室へ行くと、先生が今見たエコーの写真をくださった。
「予定日は最終月経と今の大きさから見て、3月17日ね。
……朝倉さんは未婚と書かれていますが、出産はどうされますか?」
「え?」
女医さんは感情の見えない顔で、冷静に聞いてきた。
「生みます!
何があっても絶対に生みます!!」
「……わかりました。
では次回来られるときまでに母子手帳を取りに行って来てください」
さっきと違ってにっこり笑った顔の女医さん。
『生む』と聞いて心底安心したようなそんな表情だった。
そうか……。
他の選択肢もあるわけだもんね。
でも、私の中では『生む』という選択肢しか考えられない!
それより……。
「は、はい…」
「では、着替えを済ませて隣の部屋へどうぞ」
ほ、本当にいた!
赤ちゃん、いた!
隣の診察室へ行くと、先生が今見たエコーの写真をくださった。
「予定日は最終月経と今の大きさから見て、3月17日ね。
……朝倉さんは未婚と書かれていますが、出産はどうされますか?」
「え?」
女医さんは感情の見えない顔で、冷静に聞いてきた。
「生みます!
何があっても絶対に生みます!!」
「……わかりました。
では次回来られるときまでに母子手帳を取りに行って来てください」
さっきと違ってにっこり笑った顔の女医さん。
『生む』と聞いて心底安心したようなそんな表情だった。
そうか……。
他の選択肢もあるわけだもんね。
でも、私の中では『生む』という選択肢しか考えられない!
それより……。