掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
結婚報告(朝倉家)
いつもならそのまま泊まっていくところなのに、淳之介が「実家に送っていく」と言うので、私は帰ることになった。
本当に真面目なんだから……。
◇◇
「えぇっ! 淳くん、お母さんと話してたの? 」
嘘でしょ? 初めて聞いたんですけど…
「当たり前だろう?
環は挨拶しなくていいって言うけど、俺はそんな訳にはいかない。
うちに大事な娘さんを泊めるんだ。
学生時代は泉ちゃんに甘えていたけど、俺が社会人になってからは、愛先生にちゃんと挨拶に行ったよ」
「聞いてない……」
「そうだっけ」
とぼける淳之介。
じゃあ大学時代(正確には4年生の時)お姉ちゃんの所に泊まりに行くって言ってたのも、お母さんに全部バレてたの!?
「勘弁して……もう、言ってよ!!」
「俺の性格を考えれば、愛先生に挨拶に行くってわかるだろ?
ミサでも会うし、嘘はつけないよ」
「……」
本当に真面目なんだから……。
◇◇
「えぇっ! 淳くん、お母さんと話してたの? 」
嘘でしょ? 初めて聞いたんですけど…
「当たり前だろう?
環は挨拶しなくていいって言うけど、俺はそんな訳にはいかない。
うちに大事な娘さんを泊めるんだ。
学生時代は泉ちゃんに甘えていたけど、俺が社会人になってからは、愛先生にちゃんと挨拶に行ったよ」
「聞いてない……」
「そうだっけ」
とぼける淳之介。
じゃあ大学時代(正確には4年生の時)お姉ちゃんの所に泊まりに行くって言ってたのも、お母さんに全部バレてたの!?
「勘弁して……もう、言ってよ!!」
「俺の性格を考えれば、愛先生に挨拶に行くってわかるだろ?
ミサでも会うし、嘘はつけないよ」
「……」