掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
しかし意外な展開!
パッとしない男と、超可愛い女の子が最終的にくっつくんだ。

これは衝撃だった!
まさかのそっち!?
世界中がそう思ったことだろう。

俺だってそうだ。驚いた。
そして一気にこのシリーズの虜になった。

パッとしないその男をめちゃくちゃ応援した。
早く気づけよ! 素直になれよ!
じれったい二人を見る度に自分を重ねたんだ。

俺はそこから勇気をもらった。
別に、それを真似しようと思った訳ではない。
ただ、フィクションの世界なんだ。
そんな(俺にとって)夢のような展開があったっていいんじゃないのか?
そういう思いがあって、全く違う設定で俺なりの世界観で小説を書いてみたんだ。

書くことは楽しかった。
書いている間はキャラクターのそれぞれが物語の世界の中で生き生きと輝いている。
書いている俺自身が、自ら光を与えることが出来るんだ。主人公にも、主人公でない者にもだ。
面白かった。
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