掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
神社の入り口に行くと、ナコちゃんが待っていた。
ナコちゃんは、黒地にふわっとした淡いピンクのお花が地の色を覆い隠すくらいに咲き乱れている浴衣を着ていた。
そこに濃いピンク色の帯を締めているから、全体の印象は、ほぼピンクと言った感じ。
ナコちゃんにピッタリだ。
それに、ゆるふわにアップした髪がとっても可愛い!
ああいう髪型、憧れるのよね〜
小柄だけど背筋もぴんと伸びていて、さすが呉服屋さんの娘といった着こなしだった。
姉と並ぶと全く雰囲気は違うけれど、2人ともモデルさんのようで、とても目立っている。
ふと、ナコちゃんの後ろに背を向けて立っている男子二人に目がいった。
あれ?
ちょっと待って。
どうして?
「どうしてここに拓郎がいるの?」
咲希ちゃんと二人でデートじゃなかったの?
あの後、生徒会室で、ちゃんと話し合ったんだと思ってた。
あ、ここで待ち合わせなのかしら。
「……咲希ちゃんと、ここで待ち合わせ?」
「いや? 咲希はここに来ない」
「……?」
そこでやっと淳之介が口を開いた
「こいつ、別れたらしい」
「「「えええぇぇ!!!」」」
これは姉、ナコちゃん、私、三人の驚きだ。
ナコちゃんは、黒地にふわっとした淡いピンクのお花が地の色を覆い隠すくらいに咲き乱れている浴衣を着ていた。
そこに濃いピンク色の帯を締めているから、全体の印象は、ほぼピンクと言った感じ。
ナコちゃんにピッタリだ。
それに、ゆるふわにアップした髪がとっても可愛い!
ああいう髪型、憧れるのよね〜
小柄だけど背筋もぴんと伸びていて、さすが呉服屋さんの娘といった着こなしだった。
姉と並ぶと全く雰囲気は違うけれど、2人ともモデルさんのようで、とても目立っている。
ふと、ナコちゃんの後ろに背を向けて立っている男子二人に目がいった。
あれ?
ちょっと待って。
どうして?
「どうしてここに拓郎がいるの?」
咲希ちゃんと二人でデートじゃなかったの?
あの後、生徒会室で、ちゃんと話し合ったんだと思ってた。
あ、ここで待ち合わせなのかしら。
「……咲希ちゃんと、ここで待ち合わせ?」
「いや? 咲希はここに来ない」
「……?」
そこでやっと淳之介が口を開いた
「こいつ、別れたらしい」
「「「えええぇぇ!!!」」」
これは姉、ナコちゃん、私、三人の驚きだ。