掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
後日、私は淳之介が熱心にカメラを構えていたわけを知る。
突然、SNSのアカウントを作って、夏祭りの写真をいくつもアップしたのだ。
淳之介はSNSに熱心に投稿するようなタイプではないと思っていたので、これには驚いた。
でも、その内容を見て、何となく感じるものはあった。
夏祭りの写真に、私の姿は一切写っていない。
たくさん撮ったはずなのに。
宣に射撃を教えている拓郎。
ふざけあって自撮りする淳之介と拓郎。
そして、お姉ちゃんとナコちゃんの仲良さそうな二人の写真。
そのどこにも私は写っていないのだ。
これは仲間はずれをされているわけではない。きっと、意図的に外されたものだ。
「ああ、気づいたんだ。
真くんからの指示だよ」
「お兄ちゃんが!?」
「拓郎のこと、泉ちゃんが話したみたいだ。それで、アカウントを作って、ごく自然に投稿しろって」
まさか、お兄ちゃんがそんなことを……。
突然、SNSのアカウントを作って、夏祭りの写真をいくつもアップしたのだ。
淳之介はSNSに熱心に投稿するようなタイプではないと思っていたので、これには驚いた。
でも、その内容を見て、何となく感じるものはあった。
夏祭りの写真に、私の姿は一切写っていない。
たくさん撮ったはずなのに。
宣に射撃を教えている拓郎。
ふざけあって自撮りする淳之介と拓郎。
そして、お姉ちゃんとナコちゃんの仲良さそうな二人の写真。
そのどこにも私は写っていないのだ。
これは仲間はずれをされているわけではない。きっと、意図的に外されたものだ。
「ああ、気づいたんだ。
真くんからの指示だよ」
「お兄ちゃんが!?」
「拓郎のこと、泉ちゃんが話したみたいだ。それで、アカウントを作って、ごく自然に投稿しろって」
まさか、お兄ちゃんがそんなことを……。