掴んだその手を離さないで! 〜優しすぎる幼馴染の絶対愛〜
「……ほら、もう泣きやめ、な?」
そっとハンカチを渡してくれる。
「無理ぃ〜〜」
「……さすがにブサイクになるぞ?」
「……意地悪」
「お、泣き止んだか?」
「淳くん…?」
「ん?」
「ありがとう……」
「先に庇ってくれたのは環だ。
それに、俺は本当のことしか言わない」
「……淳くんに想われている子は幸せだね」
「……」
「ちょっと、元気でた」
「……そうか。
よし! じゃあ、一足先にお昼ご飯でも食べよう」
そう言って、先に立ち上がった淳之介が手を差し出してくれる。
いつも私を励ましてくれる優しい手だ。
私はその手を掴んで立ち上がる。
「うん。1年C組の魯肉飯が食べたい」
「お! 気が合うな。
あれは俺も狙ってたんだ。
品切れになる前に行くぞ!」
淳之介が魯肉飯を奢ってくれた。
プラネタリウムに気を取られて、すっかり文化祭を楽しむことを忘れていた。
生徒会には属しているけど、みんなと同じように楽しめないわけではないのだ。
そんな当然のことを忘れていた。
そっとハンカチを渡してくれる。
「無理ぃ〜〜」
「……さすがにブサイクになるぞ?」
「……意地悪」
「お、泣き止んだか?」
「淳くん…?」
「ん?」
「ありがとう……」
「先に庇ってくれたのは環だ。
それに、俺は本当のことしか言わない」
「……淳くんに想われている子は幸せだね」
「……」
「ちょっと、元気でた」
「……そうか。
よし! じゃあ、一足先にお昼ご飯でも食べよう」
そう言って、先に立ち上がった淳之介が手を差し出してくれる。
いつも私を励ましてくれる優しい手だ。
私はその手を掴んで立ち上がる。
「うん。1年C組の魯肉飯が食べたい」
「お! 気が合うな。
あれは俺も狙ってたんだ。
品切れになる前に行くぞ!」
淳之介が魯肉飯を奢ってくれた。
プラネタリウムに気を取られて、すっかり文化祭を楽しむことを忘れていた。
生徒会には属しているけど、みんなと同じように楽しめないわけではないのだ。
そんな当然のことを忘れていた。