モノクロと二つの音

「冬華ちゃん…」

私の頭を押さえる

「……え?」

な、何?
岡田先輩はそのまま私に顔を近づけて
キスをしてきた

「……っ!!」

私は咄嗟に顔を離した

「冬華ちゃん、嫌なの?」

「…………」

突然のことに私は言葉を無くす
……怖い…それでも絞り出して言えた言葉が

「嫌です」

「何言ってんだよ、俺たち付き合ってんだろ?
キスくらいするだろ」

「心の準備が出来てません」

「いらないよそんなの!」

岡田先輩はまた私に顔を近づけ2度目のキスをする
その拍子に先輩の手は私の胸元へ伸びていた

「やめてください!」

私は思わず先輩を突き飛ばした
ベンチから倒れる先輩を見て私は急いで帰ろうとする
しかし
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