手紙
 


「俺も好き。最後とか言うなよ。」


真っ直ぐにあたしを見つめる彼。

あたしを知らないはずの彼。

それなのに、あたしを好きだと言う彼。



何もかもがわからなくて、頭がぐちゃぐちゃで。



でも、ただ、嬉しくて。



涙で言葉が出てこないあたしを、彼は優しく抱きしめてくれた。





完。



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