間違えてない?私なの?
『え!何?本田くんが、私にキス?
 いや、あり得ない。
 あっ、優華と間違えた?そうかも。』
 私は、そう結論付けた。

 運動会が終わった様子だった。

 優華が保健室に迎えに来てくれた。
「大丈夫?帰れる?」
 相変わらず優しい。

「うん。大丈夫。」
 私は、本田くんにキスされたことは言えなかった。

 帰りに、本田くんに会ったが、いつも通りだった。
「バイバイ。」
「バイバイ。」
と、言って帰って行った。
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