間違えてない?私なの?

バレンタイン

 2月、街はバレンタインモード。

 私は、本田くんにあげたい気持ちはあった。

 しかし、優華に啖呵を切られた。
「私、瑞稀に告白する。」
 優華に言われた以上、私は動けなくなった。

 フッと、運動会の保健室でのことを思い出した。
『本田くん、優華と私を間違えたなら、優華の告白受け入れるよね。』
 私は、落ち込んだ。
 でも、『それでいい』と言い聞かせていた。
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