間違えてない？私なの？

　本田くんの受験番号があった。

「あった。あった。」
本田くんは静かに2度言った。

　私は嬉しくて、本田くんに抱きついて、半泣きしながら、ぴょんぴょん跳ねた。

「お互い大学生になれるね。」
　安堵が押し寄せてきた。

　私たちはそれぞれ、資料を受け取りに行った。
　その途中で、、家族へ連絡した。

「優華、受かったよ。」
「おめでとう。」
　優華もテンション上がっていた。

　資料をもらいに行ったあと、本田くんと合流した。