一途な幼馴染みは私限定甘えたさん
「夜宵、だよね?」

「あ、うんっ、夜宵です」


ぐい、と優しく引かれ、光月くんのとなりにぽすっと腰かける


「なんで、名前呼ぶの躊躇うの」

「へ?」


上目使いにこちらをみてきたつきくんはどこか不機嫌

だるそうだし辛そう



「と、とりあえず寝よ?辛そうだよ」

「答えてくれたら寝る」


「っ……横になってくれたら教える」


「むり」


つきくんの意思の強い目がこちらをジッとみてくる



「ぅ……」


「…じゃあ、俺も鳴海さんって呼んでいい?
さすがに10年ぶりに会ったのに呼び捨ては馴れ馴れしかったかな?」


思わずばっと顔を上げてしまう

光月くんと視線が絡んでしまいそれを公開する



光月くん、すごく意地悪そうな顔してる

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