一途な幼馴染みは私限定甘えたさん
「このクラスの、朝野光月くんって知ってる?」


「朝野~?うん、同中だったよ」

「!!えと、どんな人?」


あっけらかんとした態度に思わず声が大きくなりそうになる


それをおさえ、まつりをじっと見つめる




「なになに、気になるんだけど~」

「おし、えて……ほしい」


「うん、事情は後で聞くからね!」

「ぁぅ、わかった」


びし、と突きつけられた人差し指を避けつつごまかしぎみに呟いた



「えっと、朝野はねー

あ、めっちゃクール。笑ってるとこほとんどみたことない
あと……名前、君づけで呼ばれるのを嫌ってた」



……え

思わず胸を押さえてしまう


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