一途な幼馴染みは私限定甘えたさん
「噂では、特別な人にしか呼ばれたくない?らしくて
ほとんどが呼び捨てか名字呼びだったよ」



……どうしよ… 

私、あのときなんにも知らないとはいえくん付けで呼んでた……



「え、どしたの、夜宵絶望顔してるよ?」

「……なんでもないの…ありがとう教えてくれて」


まつりには悪いと思いながら、前を向いて机に突っ伏す


「えぇ、夜宵?どうしたの?調子悪いの?」

「ううん、ほんとになんでもないの」


ふるふると弱々しく首を降る


「あ!夜宵夜宵!」


何度もとんとんと肩を叩かれ顔をゆっくりあげる



「来たよ、朝野来たよっ」


指を指している方向に目を向けると


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