能ある彼女は敏腕社長に捕獲される
公園のベンチに座って昼寝をしてるところや行列ができる有名スイーツ店に並んでいるところ、カラオケ店や漫画喫茶に入って行くところだったり…と、とにかくいろいろな場所でサボっている私の姿だった。

よくもこんなものを撮ったな!

サボった私も私で悪いけど、もっと他にやることがあるやろがい!

「さっきから思ってたんですけど、用意周到過ぎやしませんか!?」

「当たり前だ、俺は昔からやるからには徹底的にやると決まってるんだ。

仕事はもちろんのこと、欲しいものを手に入れるためにはありとあらゆる準備を徹底的にやるんだ。

ああ、それに関してはあくまでも最終手段だったけどな。

君がいつまで経っても首を縦に振らないから、最終手段としてそれを出したと言う訳だ」

「マジかよ」

つまり、私に拒否権はないと言うことなんですね。
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