能ある彼女は敏腕社長に捕獲される
社長は私の頭を人差し指でちょんと小突くと、
「正直なことを言うと、父のこともあるから断りにくいものがあったんだ。
話がまだ進んでいないうちに断った方がいいと思っていたけれど、いつもお世話になっている取引先だから…と躊躇ってた」
と、言った。
「はあ…」
「でも君に言われて思ったんだ。
断ったことくらいで崩れる関係だったら、それだけの関係だったと割り切って終わらせればいい。
所詮は他人事なんだからと君が割り切っているのを見て…ああ、そうだなと思ったんだ」
それで婚約破棄を申し出たと言う訳か。
「と言うか、結局は私のせいってことですよね?」
何か変にかっこつけてるけど、結局はそう言うことじゃないか?
そう言い返した私に、
「だから、君のせいじゃないと言っているだろう」
と、社長は言い返した。
本当に社長のことが理解できないと思った。
「正直なことを言うと、父のこともあるから断りにくいものがあったんだ。
話がまだ進んでいないうちに断った方がいいと思っていたけれど、いつもお世話になっている取引先だから…と躊躇ってた」
と、言った。
「はあ…」
「でも君に言われて思ったんだ。
断ったことくらいで崩れる関係だったら、それだけの関係だったと割り切って終わらせればいい。
所詮は他人事なんだからと君が割り切っているのを見て…ああ、そうだなと思ったんだ」
それで婚約破棄を申し出たと言う訳か。
「と言うか、結局は私のせいってことですよね?」
何か変にかっこつけてるけど、結局はそう言うことじゃないか?
そう言い返した私に、
「だから、君のせいじゃないと言っているだろう」
と、社長は言い返した。
本当に社長のことが理解できないと思った。