秘書はあらがえない気持ちを抱いて 【おまけ①】
「そうムキになるな。冗談だ。」

「瑛兄、そんな意地悪いこと言ってると後で泣くことになるからな。」

「大人はそう簡単に泣かないからそう言われてもな~」

「絶対、ヒーヒー泣かしてやる。今に見てろよ。」

四郎はからかうとムキになって本当に可愛い。特に三雪様のことになるとことさらムキになる。
だが、今日は少しからかい過ぎたかもしれないな。

「四郎、そろそろ行かないと次の授業に遅れるぞ。」

「分かってるよ。」

四郎は学校へ戻って行った。


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