秘書はあらがえない気持ちを抱いて 【おまけ①】
「"一回"イッとくか…」

「だ、だめ…そんなに、やったら…あっ、や…」

進一郎の手が俺を責め立て、俺は大きく喉を反らし果てた。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

「これで終わりとは思ってないよな?」

思ってはいない…
それに、進一郎の性格を知っている俺には、これ以上のことをしてくることも予想が出来てしまう。

「進一郎…諦めろ…俺は話さない…」

「瑛二…いつまで我慢出来るかな?」

進一郎に腕を引かれふらふらと窓まで来ると、トンと背中を押され、倒れそうになる体を窓に両手を付いて支えた。

「ほら、窓が鏡みたいに反射して、お前が今どれだけイヤらしい顔をしてるのか見えるだろう?」

「やめ…」

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