秘書はあらがえない気持ちを抱いて 【おまけ①】
「それと、今日は午後から仕事開始なんだから、遅くなるの覚悟しろよ。」

「昨日、残業しただろ?」

その言葉に俺は一瞬止まった。

「もしかして、その為の残業だったのか!?」

疲れきって午前中は仕事にならないだろうと、それを見越して午前中分の仕事をやったのか!?

「勿論。それ以外ないだろ?」

勿論って…

「あと、1回オフィスで瑛二とヤってみたかったのもあるな。あの時間だったら社内に誰もいないし。」

「………」

「瑛二の乱れ具合も最高だったし、1回と言わずまたー」
「二度とするか!」

俺は、当分進一郎に残業はさせまいと、心の中で固く誓ったのだった。


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