秘書はあらがえない気持ちを抱いて 【おまけ①】
もしかしてとは思ったが…

やはり、こいつ以前進一郎とデートの約束をしていたバーのオーナーだ。
俺が進一郎を止めたからデートはキャンセル、それ以降二人は会ってなかったはず…

「あんたには、ちょっと手を貸してほしいんだわ。」

「手を貸すって、なんで俺なんですか。」

「お前ら、幼馴染みらしいな。」

確かに幼少期より一緒にいるが…
幼馴染みではない。

「何か誤解があるようですが、私達はそういうものではないです。」

「でも、似たようなもんだろ。」

幼少期から一緒ですからね…

「まあ…
それで、その話がどう関わってくるんですか?」


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