秘書はあらがえない気持ちを抱いて 【おまけ①】
カシャ

「瑛二、シャッターを切る度にエロくなってるな。もしかして録られて感じてるのか?」

「ち、ちがっ…」

「違くないだろ。見られるのが好きなのか?」

「だから、違うって言ってるだろ!」

「会社の時もそうだったしな~」

「あ、あれは!?」

「まあ、いいや。それはまた今度な。」

「今度って」
「今は、もっと味わいたい。」

「あっ、ちょっ…」

進一郎は俺をひっくり返しうつ伏せにすると残っていた果汁を掛けた。

「あっ、あっーー」

今はその掛けられる感触にさえも感じでしまう。

進一郎が言った"今度"の意味が分からなかったが、頭に先ほどより濃いもやが掛かり考えることを諦めた。









「ご馳走様でした。」

「はぁ、はぁ、はぁ…」

その言葉で、やっと解放されると思ったが…

「じゃあ、次はメインのお菓子をー」
「はあ!?」

「まだ、終わりなわけないだろ。」


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