秘書はあらがえない気持ちを抱いて 【おまけ①】
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次の日の朝
「瑛二ー、ここにあったカメラはー?」
「四郎に返しておいた。」
「中のディスクはー?」
「バキバキに砕いて処分した。」
「はあ!?俺のコレクションがー!」
「自業自得だ。」
あんなの残しておけるか!
「まあ、いいや。また撮れば良いんだし。」
「もう二度と撮らせないからな!二度とな!」
「えー」と駄々をこね続ける進一郎に、俺は決して承諾の返事をすることはなかった。