ダブルブルー
忙しくて、仕方がないだろう毎日なのに。


私のために、私のことを思ってくれる時間を作ってくれる青さんを、毎日、毎時間、毎分、毎秒。


深く深く、好きになる。


青さん無しじゃ廻らない毎日は、まさしく『ノー青さんノーライフ』


頭の中で思っていたら、思いのほか嬉しくなってしまって、思わず笑みがこぼれた。


そんな私を、ちら、と見た青さんは、


「ふふふ。楽しそうだねぇ、蒼ちゃん。どしたどした?」


私の手を引いて歩きながら、問いかけた。



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