ダブルブルー
4.
あれから、1ヶ月ほどが経って、会えたのは数回で。
それでも、毎日ラインをくれたり、ほんの数分話すために電話をくれたりする久保田さん。
待ってばかりじゃなくて、隙を見計らって私からも連絡してみたり。
電話に出てくれたり、返事をその場で返してくれるのは3割くらいだけれど、その3割で充分に嬉しい。
『今日は早めに終わりそうだから、夕方会いに行きたいんだけど、蒼ちゃん空いてる?』
そんなラインは、飛び上がりそうになるくらい嬉しい。
『いちにちじゅう、ずーっと空いています!!』
『いちにちじゅう』を漢字変換する時間ももどかしくて、そのまま返信してしまう自分に、我ながら苦笑い。
と、唐突に鳴ったスマホ。
液晶画面には、『青さん』の名前。
面と向かってはまだ、呼べないけれど。
そんな自分に突っ込みながら、通話ボタンを押した。
・
それでも、毎日ラインをくれたり、ほんの数分話すために電話をくれたりする久保田さん。
待ってばかりじゃなくて、隙を見計らって私からも連絡してみたり。
電話に出てくれたり、返事をその場で返してくれるのは3割くらいだけれど、その3割で充分に嬉しい。
『今日は早めに終わりそうだから、夕方会いに行きたいんだけど、蒼ちゃん空いてる?』
そんなラインは、飛び上がりそうになるくらい嬉しい。
『いちにちじゅう、ずーっと空いています!!』
『いちにちじゅう』を漢字変換する時間ももどかしくて、そのまま返信してしまう自分に、我ながら苦笑い。
と、唐突に鳴ったスマホ。
液晶画面には、『青さん』の名前。
面と向かってはまだ、呼べないけれど。
そんな自分に突っ込みながら、通話ボタンを押した。
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