課長に恋してます!
「香港まで行って、何やってるんですか」
間宮がため息をつく。
「ていうか、日本にいる時にどうして聞いてないんですか?」
「だって、仕事以外でどうやって関わったらいいかわからなくて」
「仕事の相談がしたいんで、アドレス教えて下さいでいいじゃないですか」
「たしかに」
「先輩、ちゃんと付き合った人いるんですか?」
「……お見合いの人ぐらいかな」
さらに間宮が目を丸くする。
「あとは大学生の時に三か月付き合った人がいる」
「なるほど、先輩の経験値の低さがわかりました」
「わるかったわね」
「課長のメアド、先輩に送ります」
間宮が自分のスマホを操作した。
カーディガンのポケットに入れてたスマホが振動する。
間宮からのメールを開くと課長のアドレスが書かれていた。
「なんで知ってるの?」
「聞いたからですよ。仕事で困った事があるかもしれないから、聞いておいたんです。課長は狙ってないですから、心配いりませんよ」
「もしかして間宮って、同じ課の人のメール全員分知ってるの?」
腰に手をあて、得意げな表情で「当然です」と間宮が言った。
間宮すごい。
コミュ力高すぎ。
「聞いたのがもう三年前なんで、アドレス変わってるかもしれませんけど、試してみる価値はあると思いますよ」
「試すって、メール出すの?」
「当たり前じゃないですか」
「いやだって、四週間前に送ったメールの返信がないし」
「はあ? 何言ってんですか! ちょっと貸して下さい」
間宮にスマホを奪われた。
そして、信じられない速さで操作をする。
「ちょっと、やめなさい。返して」
「送りましたよ」
間宮がため息をつく。
「ていうか、日本にいる時にどうして聞いてないんですか?」
「だって、仕事以外でどうやって関わったらいいかわからなくて」
「仕事の相談がしたいんで、アドレス教えて下さいでいいじゃないですか」
「たしかに」
「先輩、ちゃんと付き合った人いるんですか?」
「……お見合いの人ぐらいかな」
さらに間宮が目を丸くする。
「あとは大学生の時に三か月付き合った人がいる」
「なるほど、先輩の経験値の低さがわかりました」
「わるかったわね」
「課長のメアド、先輩に送ります」
間宮が自分のスマホを操作した。
カーディガンのポケットに入れてたスマホが振動する。
間宮からのメールを開くと課長のアドレスが書かれていた。
「なんで知ってるの?」
「聞いたからですよ。仕事で困った事があるかもしれないから、聞いておいたんです。課長は狙ってないですから、心配いりませんよ」
「もしかして間宮って、同じ課の人のメール全員分知ってるの?」
腰に手をあて、得意げな表情で「当然です」と間宮が言った。
間宮すごい。
コミュ力高すぎ。
「聞いたのがもう三年前なんで、アドレス変わってるかもしれませんけど、試してみる価値はあると思いますよ」
「試すって、メール出すの?」
「当たり前じゃないですか」
「いやだって、四週間前に送ったメールの返信がないし」
「はあ? 何言ってんですか! ちょっと貸して下さい」
間宮にスマホを奪われた。
そして、信じられない速さで操作をする。
「ちょっと、やめなさい。返して」
「送りましたよ」