課長に恋してます!
この三年、一瀬君とは一定の距離を置くようにした。
一瀬君と居酒屋で過ごした時間があまりにも生々し過ぎた。
男として枯れていると思っていたが、そうじゃなかった。
あの夜から、一瀬君に対して走り出してしまいそうな気持ちを抱えたままでいる。
しかし、この気持ちは押しとどめておかなければいけない。
僕と一瀬君では年が違い過ぎる。
僕では一瀬君を幸せにできない。
「好きです。課長に恋してます」
今朝の告白が、忘れていた想いを揺さぶった。
一瀬君がそんな風に思ってくれていたなんて、まだ信じられない。
夢を見ているんじゃないかって思う程で、困った事に仕事に身が入らない。
何度考えても、年齢の部分でひっかかる。
一瀬君は30歳で、僕は49歳。19歳の年齢差が重くのしかかる。
やはり受け止めてはいけないんだ。
一瀬君とは上司と部下でいるぐらいが丁度いい。
ため息をついた所で、机上の電話が鳴った。
電話を取ると、香川専務からの呼び出しだった。
一瀬君と居酒屋で過ごした時間があまりにも生々し過ぎた。
男として枯れていると思っていたが、そうじゃなかった。
あの夜から、一瀬君に対して走り出してしまいそうな気持ちを抱えたままでいる。
しかし、この気持ちは押しとどめておかなければいけない。
僕と一瀬君では年が違い過ぎる。
僕では一瀬君を幸せにできない。
「好きです。課長に恋してます」
今朝の告白が、忘れていた想いを揺さぶった。
一瀬君がそんな風に思ってくれていたなんて、まだ信じられない。
夢を見ているんじゃないかって思う程で、困った事に仕事に身が入らない。
何度考えても、年齢の部分でひっかかる。
一瀬君は30歳で、僕は49歳。19歳の年齢差が重くのしかかる。
やはり受け止めてはいけないんだ。
一瀬君とは上司と部下でいるぐらいが丁度いい。
ため息をついた所で、机上の電話が鳴った。
電話を取ると、香川専務からの呼び出しだった。