課長に恋してます!
居酒屋には二時間いた。
今夜の石上は珍しく優しかった。冗談を言って笑わせてくれたり、社内の面白い話をしてくれたりと、楽しい話題を提供してくれた。久しぶりによく笑った。
ほろ酔い気分のまま石上と駅まで行った。
「一瀬は笑ってる方がいいよ」
別れ際に石上が言った。
石上にかなり心配されていたんだと、ホームに向かいながら気づいた。
明日から、しっかりしなきゃな。
電車に揺られながら、課長と帰った日の事を思い出した。
課長の隣は日向の匂いがして、居心地が良かった。
私の話に笑ってくれる課長が好きだった。
今、課長は何してるんだろう。
定期入れに入れていたメモ用紙を取り出した。
折りたたんでいたメモを広げると、課長が描いてくれた世界地図の絵があった。
何かある時はいつも世界地図を眺めて気持ちを落ち着かせた。
なんかもうお守りみたいになってる。
香港がある場所が目に留まる。
時差は確か、一時間ぐらい。
日本の方が一時間進んでいるから、今は午後八時ぐらいだ。
香港支社に電話してみようか。
それで私は元気ですって課長に伝えたら安心するかな。
今夜の石上は珍しく優しかった。冗談を言って笑わせてくれたり、社内の面白い話をしてくれたりと、楽しい話題を提供してくれた。久しぶりによく笑った。
ほろ酔い気分のまま石上と駅まで行った。
「一瀬は笑ってる方がいいよ」
別れ際に石上が言った。
石上にかなり心配されていたんだと、ホームに向かいながら気づいた。
明日から、しっかりしなきゃな。
電車に揺られながら、課長と帰った日の事を思い出した。
課長の隣は日向の匂いがして、居心地が良かった。
私の話に笑ってくれる課長が好きだった。
今、課長は何してるんだろう。
定期入れに入れていたメモ用紙を取り出した。
折りたたんでいたメモを広げると、課長が描いてくれた世界地図の絵があった。
何かある時はいつも世界地図を眺めて気持ちを落ち着かせた。
なんかもうお守りみたいになってる。
香港がある場所が目に留まる。
時差は確か、一時間ぐらい。
日本の方が一時間進んでいるから、今は午後八時ぐらいだ。
香港支社に電話してみようか。
それで私は元気ですって課長に伝えたら安心するかな。