課長に恋してます!
日曜日の朝、熱が下がった。
一瀬君は金曜日の夜から今朝までいてくれた。
すっかり甘えてしまった。
「もう大丈夫そうですね」
一瀬君が体温計を見て言った。
体温計の表示を見ると【36.2】とあった。
「体が楽になったよ。世話になったね。電気ストーブとか、湯たんぽとか、体温計も用意してくれてありがとう。お金払うよ」
「気にしないで下さい。そんなに高い物じゃないですから」
「いや、そんな訳にはいかないよ。食材費だってあるし」
「じゃあ、ストーブ代だけ頂きます。これはちょっと高かったですから」
一瀬君が足元の電気ストーブに触れた。
これのおかげで、随分と部屋が暖かくなった。
スチーム付きだから、乾燥しなく、喉も楽だった。
「どこで買ったの?」
「課長のお宅の近くの、日本企業のショッピングセンターです。そこで調達してきました。青木さんに教えてもらったんです」
「そう言えば青木くんにお使いを頼まれたと言っていたね?」
「はい。わからない事があった時は青木さんに電話して、いろいろ教えてもらってました。そうだ。洗濯物溜まってましたからコインランドリーでしておきました」
一瀬君が思い出したように大きなショッピングバツグを持って来た。
その中には綺麗に畳まれた洗濯物が詰まっていた。それを見て胸がいっぱいになる。
一緒に仕事をしていた時から細やかな気配りができる子だった。
僕の為にいろいろと考えて行動してくれたと思ったら愛しくなる。
離れなきゃいけないと思うのに、一瀬君を帰したくない。
「勝手な事とは思いましたが、体調が悪くて大変だと思いまして」
「何から何まで本当に世話になったね」
「いえ、少しでもお役に立てて良かったです」
「一瀬君にはお礼をしないと」
「お礼なんていいですよ。では、課長も元気になった事ですし、帰りますね」
いきなり帰ると言われて心が大きく揺れた。
一瀬君は金曜日の夜から今朝までいてくれた。
すっかり甘えてしまった。
「もう大丈夫そうですね」
一瀬君が体温計を見て言った。
体温計の表示を見ると【36.2】とあった。
「体が楽になったよ。世話になったね。電気ストーブとか、湯たんぽとか、体温計も用意してくれてありがとう。お金払うよ」
「気にしないで下さい。そんなに高い物じゃないですから」
「いや、そんな訳にはいかないよ。食材費だってあるし」
「じゃあ、ストーブ代だけ頂きます。これはちょっと高かったですから」
一瀬君が足元の電気ストーブに触れた。
これのおかげで、随分と部屋が暖かくなった。
スチーム付きだから、乾燥しなく、喉も楽だった。
「どこで買ったの?」
「課長のお宅の近くの、日本企業のショッピングセンターです。そこで調達してきました。青木さんに教えてもらったんです」
「そう言えば青木くんにお使いを頼まれたと言っていたね?」
「はい。わからない事があった時は青木さんに電話して、いろいろ教えてもらってました。そうだ。洗濯物溜まってましたからコインランドリーでしておきました」
一瀬君が思い出したように大きなショッピングバツグを持って来た。
その中には綺麗に畳まれた洗濯物が詰まっていた。それを見て胸がいっぱいになる。
一緒に仕事をしていた時から細やかな気配りができる子だった。
僕の為にいろいろと考えて行動してくれたと思ったら愛しくなる。
離れなきゃいけないと思うのに、一瀬君を帰したくない。
「勝手な事とは思いましたが、体調が悪くて大変だと思いまして」
「何から何まで本当に世話になったね」
「いえ、少しでもお役に立てて良かったです」
「一瀬君にはお礼をしないと」
「お礼なんていいですよ。では、課長も元気になった事ですし、帰りますね」
いきなり帰ると言われて心が大きく揺れた。