失われた断片・グラスとリチャード
「私も信じない、
否、嫌っていると言った方が
正しいが」
ふたりは、しばらく見つめ合っていた。
死神と死霊の見解は、一致したようだ。
リチャードが、口を開いた。
「お前の肩を貸してくれ。
立ち上がるのが・・大変なのだ」
グラスはすぐに、
床に置いてあった杖を取り、
リチャードに握らせた。
それから、リチャードの隣に片膝をついて、
手は、杖が滑らないように支えた。
リチャードの片手が、
グラスの肩に置かれ、力が入った。
リチャードが立ち上がったので、
グラスは素早く、床の本を取って、書棚に差し込んだ。
「お座りになりますか・」
グラスが、小さな木製のスツールを運んできた。
リチャードが、座るのを確認すると、
「お茶をお持ちします」
そう言いい、
逃げるように、立ち去ろうとした時、
リチャードの鋭い声が響いた。
「待て!!ペンと紙を持ってこい」
グラスは<だるまさんが転んだ状態>で固まっている。
「早くしろ!」
「はい・・」
否、嫌っていると言った方が
正しいが」
ふたりは、しばらく見つめ合っていた。
死神と死霊の見解は、一致したようだ。
リチャードが、口を開いた。
「お前の肩を貸してくれ。
立ち上がるのが・・大変なのだ」
グラスはすぐに、
床に置いてあった杖を取り、
リチャードに握らせた。
それから、リチャードの隣に片膝をついて、
手は、杖が滑らないように支えた。
リチャードの片手が、
グラスの肩に置かれ、力が入った。
リチャードが立ち上がったので、
グラスは素早く、床の本を取って、書棚に差し込んだ。
「お座りになりますか・」
グラスが、小さな木製のスツールを運んできた。
リチャードが、座るのを確認すると、
「お茶をお持ちします」
そう言いい、
逃げるように、立ち去ろうとした時、
リチャードの鋭い声が響いた。
「待て!!ペンと紙を持ってこい」
グラスは<だるまさんが転んだ状態>で固まっている。
「早くしろ!」
「はい・・」