今度は絶対邪魔しません!
それからだいぶ時が経ち、息子は成人し、私にはガンが見つかった。


天罰が下ったのだろう。


見つかった時には既に手遅れで、余命半年と宣告された。


私は別に悲しくなかった。


これでようやく罰を受けれる。


ようやく地獄に行って償いをうけることができるとさえ思った。


死の間際、私の周りには誰1人いない。


実の息子さえ、来ようとしなかった。


私は、私が生きた40年はこれほどの価値しかないと改めて思い知らされた。


最後の時に思い出すのも、やはり後悔ばかり


「もし、あの時に戻れるなら、政略結婚なんて絶対受けないのに、、、」


それを最後に私は息を引き取った。

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