俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない
「そしたら、禁止ではないらしいが渋い顔をされた。運動に近い活動だし、どうしても血管が拡張して多呼吸になる。とくに、俺たちのような新婚夫婦は興奮しやすいから危ないと」
「そ、そんなに赤裸々に答えてくださったんですね……」
たしか、蓮田先生といったっけ?さすがは医療従事者というべきか。
今度病院で会ったら、どんな顔をすればいいんだろう……。向こうは医者だからなんとも思わないだろうけど。
「だから……」
次回の通院日はいつだっけと頭の中で思い返していたら、不意に鷹矢さんの手が私の胸のふくらみの上に移動した。
えっ?と思っているうちに、彼の手がゆっくりと、感触を確かめるように動き出す。
な、なんで揉んでるのー!?
抵抗もできずにただパニックになり、彼に問いかける。
「あの、鷹矢さん? 病院の先生にダメと言われたんじゃ……」
「そうだけど、ダメなのは俺だけだろ? 光里が気持ちよくなる分には問題ない」
「なんですかその屁理屈……!」