俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない
鷹矢さん、もっと……もっと奥が苦しいの。
切実に願いつつも、初めての私がそんなことを口にできるはずもない。
もどかしさを逃すように体を捩らせ、彼がくれる優しい刺激にますます思考が蕩けていく。
「そろそろよさそうだな……」
じっくり私の中をほぐした後、鷹矢さんはぽつりと呟いてボクサーパンツに手をかけた。
とうとう、彼に初めてを捧げる時がきたんだ……。
トクン、と胸を鳴らして彼を見つめていると、鷹矢さんが私の両脚を掴んで開かせ、そこに自身を押しあてる。
「いくぞ。痛くてもあまり力むなよ」
「は、い……んんっ」
たぶん、鷹矢さんは私を気遣ってゆっくり腰を進めてくれている。しかし、私の中はだいぶ狭くて、彼の全部を受け入れるまでにはやっぱりそれなりの痛みを伴った。
ギュッと閉じた目の端から、ほんの少し涙がにじむ。
「光里……よく頑張ったな。入ったぞ」
「ホント、ですか……?」
ふっと瞼を開いた瞬間、鷹矢さんが触れるだけのキスをする。それから私の両手に手を重ね、愛おしさを確かめるように、指を絡ませて握った。
熱情を湛えた瞳に見つめられ、胸が高鳴る。