俺様パイロットは揺るがぬ愛で契約妻を甘く捕らえて逃さない
――今の私、体も心も、鷹矢さんでいっぱいだ。
「大好きです、鷹矢さん」
少し照れながらもそう口にすると、繋がった部分がドクッと脈打った。鷹矢さんはものすごくつらそうに眉根を寄せ、はぁっとため息をつく。
「かわいいこと言って……俺のこと弄んでるだろ。そんな悪い子にはお仕置きだ」
鷹矢さんが、中でゆっくり動き出す。いつの間にか痛みは薄れていて、快感がじわじわと襲ってくる。
「弄んでなんか、ない……鷹矢さんのこと、本気で……っ」
「ああもう、わかってる。それ以上言うな。俺が壊れる」
苛立ったように口にした彼が、勢いよく最奥を突く。激しくされればされるほど、うれしいのはなんでだろう。
体じゅうで彼を感じることで、心まで深く満たされる。
「鷹矢さん、好き、好き……っ」
それ以上言うなと言われたにもかかわらず、溢れた気持ちが勝手に口から出てしまう。
彼はその度に私を激しく責め立て、やがて我慢できなくなったように、キスで私の唇を塞いだ。
行き場のなくなった想いは大きく膨れて、私を快楽の限界に連れて行く後押しをした。
そうして一番の高みに到達する直前、鷹矢さんはふっと唇を離し、この上なく愛おしそうな目で私を見つめた。
「愛してる、光里……」
甘く掠れた声で囁かれたその言葉に胸が熱くなり、どっと涙があふれる。
直後に突き抜けるような快感が全身を突き抜け、私は幸福に痺れながら、ふっと脱力した彼の体を受け止めた。