孤独の私とイケメン兄!?
「っ、気にしないわけ無いだろ!」
え?……
「お前はもっと、周りを、頼れよ……」
頼る?
頼っていいの?
『お前なんかが…』
『あなたのせいよ!!』
今までの記憶が、私の思考の邪魔をしてくる。
やっぱり、私が頼るのは……
「咲良、お前はもうひとりじゃないんだよ……」
ひとり、じゃないの?
「ほッ本当に………
いいの、私………
頼って、迷惑かけて……」
なぜか、当たり前のようにつけてた敬語は取れてい
た。