孤独の私とイケメン兄!?
そんなことよりも、私が、私が、そんなことをして
いいのかが気になった。
さっき、止まったばかりの涙が溢れ出てきて、私が
涼さんにすがっているようだった。
「っ、あぁ……
いいんだよ……
迷惑でもなんでも頼ってもいいんだよ!」
その言葉は、魔法のようで私のことを安心させてく
れる。
あぁ、私って何か大きな間違いをしていたみたい。
「涼さん、私………
変われますか?」
「っ、あぁ。
そいつのやる気があればいつだって人は変わること
ができる、それが、"人"だ。」
人………
いつでも、変わることができる、それが………
人だったんだ……
っ、あれ…?
悲しくないのに、涙が止まらない。