ひと夏のキセキ
付き合う前は完全に遥輝ペースになっていたけど、付き合い始めてからそれが変わった。
ペースを掻き乱されて機嫌を悪くしている遥輝が可愛いって思っちゃうんだ。
それに、本気で怒ってるわけでも不機嫌になってるわけでもないのは分かってるしね。
「それで、今日どうしたの?来る予定じゃなかったよね?」
ガッツリ着崩した制服を着ているから、学校帰りだろう。
テスト受けてきたのかな。
「理由が無いと来ちゃいけないわけ?」
「そんなことないけど、ビックリしちゃって」
来るときはいつも必ず連絡をくれるから、何かあったのかと思っちゃった。
「絢に会いたくて来た」
耳元で囁かれ、一瞬で真っ赤になるのが分かった。
「か〜わい〜」
からかう遥輝の吐息が耳にかかる。
ペースを掻き乱されて機嫌を悪くしている遥輝が可愛いって思っちゃうんだ。
それに、本気で怒ってるわけでも不機嫌になってるわけでもないのは分かってるしね。
「それで、今日どうしたの?来る予定じゃなかったよね?」
ガッツリ着崩した制服を着ているから、学校帰りだろう。
テスト受けてきたのかな。
「理由が無いと来ちゃいけないわけ?」
「そんなことないけど、ビックリしちゃって」
来るときはいつも必ず連絡をくれるから、何かあったのかと思っちゃった。
「絢に会いたくて来た」
耳元で囁かれ、一瞬で真っ赤になるのが分かった。
「か〜わい〜」
からかう遥輝の吐息が耳にかかる。