ひと夏のキセキ
決意 -遥輝side-
あれから数週間が過ぎた。
絢に連絡はしてみたけど、既読はつかないまま。
「なぁ。最近絢と連絡とってんの?」
青涼の溜まり場にある俺の部屋にズケズケと入ってきた葵。
散々人をボロカス言って殴りかかってきたくせに図々しい奴。
俺にも悪いところはあったとはいえ、あまりにも神経が図太すぎるだろ。
「無視かよ。だから嫌われんだよ」
…ほんとコイツはムカつく奴だな。
「うるせぇ。俺がどうしようと勝手だろ」
「あたしは別にあんたのことなんか気にしてない。絢の親友として、絢を心配してんのよ。勘違いすんなバーカ」
フンッと鼻で笑って俺の隣に腰を下ろす。
あっけらかんとしたこの性格が羨ましい。
「最近、絢と連絡取れないんだよ。ちょうどあんたの誕生日あたりからだったかな。なんかあったのかと思って。心当たりない?」
絢に連絡はしてみたけど、既読はつかないまま。
「なぁ。最近絢と連絡とってんの?」
青涼の溜まり場にある俺の部屋にズケズケと入ってきた葵。
散々人をボロカス言って殴りかかってきたくせに図々しい奴。
俺にも悪いところはあったとはいえ、あまりにも神経が図太すぎるだろ。
「無視かよ。だから嫌われんだよ」
…ほんとコイツはムカつく奴だな。
「うるせぇ。俺がどうしようと勝手だろ」
「あたしは別にあんたのことなんか気にしてない。絢の親友として、絢を心配してんのよ。勘違いすんなバーカ」
フンッと鼻で笑って俺の隣に腰を下ろす。
あっけらかんとしたこの性格が羨ましい。
「最近、絢と連絡取れないんだよ。ちょうどあんたの誕生日あたりからだったかな。なんかあったのかと思って。心当たりない?」