激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました
翌日。
今日はサロンの定休日ということもあり、朝から家のことを片付けた。
普段は手の回らないところの掃除を入念にし、食材の買い出しに出かける。
今日、出張先から帰ってくるという透哉さんを労おうと、朝のうちに夕飯に何を食べたいかメッセージを送っていた。
お休みだから手の込んだ料理も作れますとメッセージを送ると、すぐに返ってきたメッセージには【京香の餃子が食べたい】と入ってきた。
少し前、夕食のときに手作り餃子の話をした。
私の作る餃子は、豚挽肉を使った定番の物はもちろん。マッシュポテトにコーン、チーズをたっぷり入れた揚げ餃子もおすすめの一品。
時間もたっぷりあるから、定番も変わり種も作ろうとメニューを決めた。
買い出しから帰った昼前から、早速餃子づくりを開始。今日は本格的に皮から作ろうと、タネづくりと平行して粉類をこねた。
「……よし。結構包めたかな」
予定通り、定番餃子と変わり種揚げ餃子をそれぞれ手作りの皮で包み、少し余った皮にはチョコとバナナを撒いてスイーツ餃子を作った。これは私が個人的に好きなやつだ。
あとは焼くだけ、揚げるだけとなり、エプロンを脱ぐ。