激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました


「パパのびょういんのこのうえにね、ヘリコプターがとまるんだよ」

「えー、パパの病院の上にヘリコプターがとまるの?」

「そう! びょうきのひとをのせてくるんだよ」

「へぇー、すごいね!」


 褒められた月はおもちゃのミニヘリコプターをブロックの上に載せてみせる。


「つき、パパみたいなおいしゃさんになるの!」

「うたもなるよ! びょうきのひとをたすける、パパみたいなかっこいいおいしゃさん」


 ふたりが口々に将来の夢を口にしていて、思わず目を丸くしてしまう。

 すでにこんな風に大きな夢を持っているなんて驚きだ。


「そっか。ふたりのパパはすごいお医者さんだもんね」


 私からの言葉に、双子らしく「うん!」と声を揃えるふたり。


「きょんちゃんもなにかつくってー!」

「よーし、じゃあきょんちゃんは何作ろうかな」


 ふたりにせがまれ、一緒になってブロック遊びを始めた。

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