地味子ちゃんとモテ男くん

「あ、ありがとうございます//?」
恥ずかしさを隠すようについでた言葉なのに。


「お!素直じゃん!ヨシヨシ」



そう言って私の頭に触れる君の手…。



大きくて安心する手に戸惑ってる自分もいるけどこのままずっと包まれてたいななんて…。



不思議な感覚……ー



それに……全然嫌じゃない、。




なにこの気持ち……。



「さて俺たちも帰るか」


「はい、私ここ真っ直ぐなのでまた明日…」



というか2人になんてなったら何を言われるかと思うと居ても立っても居られないからむしろ1人で帰りたい。




ここは素早く帰ろう!



「俺も真っ直ぐだからこのまま帰ろう」


「………」

「と言うか送る気だったから送らせて」



なにそれ。



最初からそのつもりだったってこと?


だから帰ろうって言ってきたの?


全然送ってもらわなくてもよかったんですが




「おい、行くぞー」

仕方がない、帰るしかないかな。




ーこうして私は送ってもらうことになった。
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