地味子ちゃんとモテ男くん
「なにひとつとして欠けたら一ノ瀬じゃねぇんだよ!だから自分をいつも私なんて…なんて卑下すんな、」



そう言って私の頭を優しく撫でる…。




私の口癖を片桐くんは知っていたんだ。



聞こえていないとばかり思っていた私の口癖。
と言うか本音をいつだって聞いてたんだ…





君はいくつ大事なことを教えてくれたんだろう……




私もたくさん大切なことを片桐くんから教えてもらった。




それなのに……。



私は君の心から逃げてばかりだった…



それでも真剣に向き合ってくれていた。





いつだって真っ直ぐな君に気づけば心のままに惹かれてた……ー。
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