【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「……何なのですか、これは?」
そう言って、イケメン神官は冷蔵庫へ向かう。ドアを何度も開け閉めし、中から出てくる冷気を手に当て、目をキラキラと輝かせる。
「ちょっと、勝手に開けないでください。開けると冷気が漏れるんですから」
文系女子のわたしには、電気や回路の知識なんて存在しない。予め魔力を込め、箱の中身を冷やしているだけだ。だからこれは、なんちゃって冷蔵庫。実態は、クーラーボックスに近い。庫内の冷気が減ったら、もう一度魔力を込めなおさなきゃいけないんだから。
「こんな道具、これまで見たことがありません。一体何なのですか?」
「ですから、魔法ですよ、魔法。神官様には扱えない代物で――――」
「魔女や魔法使いは数いれど、こんな道具を持っている人は見たことがありません!」
瞳をキラキラ輝かせ、神官はわたしの元へとやって来る。
(うわぁ……面倒くさい男)
わたしは大きくため息を吐いた。
そう言って、イケメン神官は冷蔵庫へ向かう。ドアを何度も開け閉めし、中から出てくる冷気を手に当て、目をキラキラと輝かせる。
「ちょっと、勝手に開けないでください。開けると冷気が漏れるんですから」
文系女子のわたしには、電気や回路の知識なんて存在しない。予め魔力を込め、箱の中身を冷やしているだけだ。だからこれは、なんちゃって冷蔵庫。実態は、クーラーボックスに近い。庫内の冷気が減ったら、もう一度魔力を込めなおさなきゃいけないんだから。
「こんな道具、これまで見たことがありません。一体何なのですか?」
「ですから、魔法ですよ、魔法。神官様には扱えない代物で――――」
「魔女や魔法使いは数いれど、こんな道具を持っている人は見たことがありません!」
瞳をキラキラ輝かせ、神官はわたしの元へとやって来る。
(うわぁ……面倒くさい男)
わたしは大きくため息を吐いた。